雲雀丘学園小学校

◆石田成光 校長先生 インタビュー  (2012.11.30)

先日、兵庫県の雲雀丘学園小学校の5年生理科の授業を拝見させていただきました時に、石田成光校長先生に今年度の入学試験についてお尋ねして参りましたのでご報告します。

雲雀丘学園小学校

                   石田成光校長先生

雲雀丘学園小学校のホームページはこちらをご覧くださ

 

い。


石田先生のお顔、輝いていました。いつもお元気な校長先生ですが、この度はお元気と言うだけでなくて、お顔が輝いていました。雲雀丘学園小学校が上手く行っているのだなぁと思いました。

以下がインタビュー内容です。ご覧ください。
「石田校長先生、今年度の入学試験はいかがでしたか?」
2013年度の入学試験応募者は昨年度よりも約8%増えました。外部受験生が増加しただけでなく、雲雀丘学園幼稚園からの進学希望者が多かったこともあり、外部受験者の競争率は1.5倍を超えています。外部の志願者にとっては厳しい入学試験になったのではないでしょうか。


「8%増加は素晴らしいですね。増加の原因は何だとお考えでしょうか?」
応 募者が増加した決め手は先生との触れ合いだったと思いますね。どういうことかと言いますと、今年6月くらいから多くの幼児教室で模擬テスト会を行ってきま して、その模擬テスト会において先生たちが年長生徒と一緒に過去の入試問題を解き、また丁寧に解説をしてきたのです。それにより、雲雀丘学園小学校の問題 傾向を理解していただいたこと、そしてそれ以上に先生方と触れ合ったことにより、先生にも本校にも親しみを抱いてくれたようなのです。それが、応募者の増 加につながったと思います。本番の面接や入学試験日でもおなじみの先生に出会えて、リラックスできた受験生が多かったように思います。
今年度の入学試験の特徴として、応募者も合格者も女子が多かったこと、そして、合格後の辞退者が非常に少ないことがあげられます。そのために、B日程は行いますが少々厳しいものになりそうです。


「今年度の入学試験内容の概要を教えてください。」
今年度入学試験も昨年度の入学試験内容とほぼ同様のもので、大きな変化はありませんでした。学校説明会でもお話しした通り「生活」の試問では瞑想1分、お片付け、お箸使い、食事の仕方、服のたたみ方の中から出題いたしました。試問は次の領域で行いました。
①ことば(国語的分野)
②社会性(人間関係)
③数(算数的分野)
④自然・環境(理科的分野)
⑤表現(音楽・図工的分野)
⑥身体機能(体育的分野)
⑦生活・・・予告問題から
以上の7領域と校長・教頭による保護者面接考査を総合的に判断して、合否を判定しています。


「ペーパー考査もあるのでしょうか?」
少しはありますが、10分程度のものです。本校の入学試験は教室を移動しながら、各コーナーの先生方と対面しながら行う考査が基本です。
               
「B日程はA日程とは異なった考査になりますか?」
A日程と同様の形式と考えてください。

「最後に、本年度も入学試験で心に残ったエピソードを教えてください。」
なんと、双子さんが9組も応募されたのですよ。おそらく小学校が始まって以来の事です。驚きましたね。1組は入学試験前に辞退なさいましたが、残り8組は受験していただきました。これからの学校生活が楽しみですね。


石田成光校長先生、ありがとうございました。

 

 

◆石田成光 校長先生 インタビュー (2011.6.02)

2011年 6月2日(木) 兵庫県宝塚市にある雲雀丘学園小学校  石田成光 校長先生にインタビューして参りましたので、ご報告いたします。

雲雀丘学園小学校

石田 成光校長先生

CIMG2438      学園記念講堂  二宮尊徳像がありました。

CIMG2422固定座席900席の講堂。素晴らしかったです。

CIMG2425雲雀丘花屋敷駅から児童専用の通路があります。

CIMG2427お花があふれ、お掃除が行き届いていました。

CIMG2423初代理事長 鳥井信治郎像(サントリーの創業者)
「親孝行な人はどんなことでも りっぱにできます。」

CIMG2433体育館です。屋上には25メートルプールがあります。


兵庫県宝塚市にある学校法人雲雀丘学園 雲雀丘学園小学校をご紹介します。

建学の精神は、
「孝道を人間の根本義と考え、社会のために尽くす精神を最も尊重し、よりよい社会、国家を生み出すべく、心を素直に持ち、すべてに感謝の気持ちを捧げ、健康な体力とたくましい実践力を持った人間を創る。」

 

教育目標
「高く、豊かに、たくましく」
豊かな人間づくりを基調とし、個性を伸ばす教育を行うとともに、どんな苦労をも乗り越えてたくましく前進し、真に社会に役立つ人材を育成する。
1:個性を認め、活かし、正しい判断力と高い学力を身につける
2:気品のある、人間性豊かな子どもを育てる
3:たくましい心と体を持ち、明るくはつらつとした子どもを育てる


石田成光校長先生は、今年4月に校長先生に着任されました。そこで、新鮮な目でとらえた雲雀丘学園小学校の特徴をお聞きしました。

 



雲雀丘学園小学校では、自然の大切さを学ぶ「花育」を柱とした環境教育に学園全体で取り組んでいます。花や緑に触れることによって、自然に親しみ、自然を慈しみ、自然を守ろうとする心を養い、自然を大切にする心、すなわち、地球環境の保護の意義を学んで行きます。

学習面では、1学年4クラスですが、担任4名以外に専科の先生2人を学年の先生として、合計6人の学年団として子どもたちを丁寧に見守っています。各学年の先生方のチームワークの良さには感心しています。これは、自慢できるところだと思います。

本 校は清潔さを心がけている学校です。廊下も裸足で歩いていただけますし、トイレの清潔さは最も自信のあるところです。先年末の紅白歌合戦に出場した植村花 菜さんは本校の卒業生なのですが、「トイレの神様」ととのご縁を感じます。そして、本校の建学の精神である「孝道」の教えが、おばあ様への孝行に行きつい たのであれば嬉しいとも思ったりしています。

そして、通学の安全面においても自信がありますね。総児童の8割を占める電車通学生のために、駅構内から直接学校内に通じる専用通路があります。

教 育の重点目標として、ここ数年は「挨拶」に取り組んでいます。挨拶は人間関係のスタートだと思うのです。これからの子どもたちには、特にコミュニケーショ ン能力が必要とされるでしょう。小学生時代にしっかり挨拶できるように、教員がまずお手本を示そうと、先生が率先して挨拶を交わしています。子どもを指導 するには、まず大人がお手本を示さなければいけないと考えています。

 

学習規律は低学年から、厳しく指導しています。低学年の時にきっちり身につけておかないと、高学年になったときに困ると思うのです。


本校の子どもたちは、真面目で前向きな子どもが多いように思います。着任する以前から、電車内で見かけた雲雀丘学園の小学生さんはみなさん マナーが良かったので、感心していました。校内では、やるときにはやる!!というメリハリがある学校生活を送っているように思います。おとなしいばかりで はなく、活発なところもあります。先日の運動会も練習期間は短かったのですが、素晴らしい出来栄えでした。先生方の指導力の高さの表れだと思いましたし、 普段からの子どもたちの集中力の賜物だと思いました。



今年度の入学試験についても、お話を伺いました。

本校は兵庫県の私立小学校で一番児童数の多い学校です。今年度も4クラス、男女 合わせて135名を募集します。135名の中には、内部幼稚園からの進学者を含んでいます。外部志望者の競争率は2倍程度です。男女の比は決まっていませ んが、例年ほぼ半数になるようです。面接は保護者面接です。どちらかお一人でも構いません。



入試対策部長の岸本光史先生に、受験生保護者へのメッセージを伺いましたので、ご報告いたします。

入学希望の保護者の方は、是非、参考にしてください。


 

ペーパーテストはありますが、合格判断に占めるウエイトはごく少ないです。ですから、ペーパーテストにばかりに力を入れるのでなく、子ども らしい日常生活の中で全般的な能力を身につけることを大切になさってください。家庭でのお手伝いも大切です。昨年は入学試験の一つとして、服のお片付けを 見せていただきました。きちんと畳めるかどうかを通して、家庭でお手伝いが出来ているかがはっきりわかります。毎年、先生と対面して、お話をしていただい ているのですが、臆せずにはきはきお話が出来るお子さんかどうか、また、自分の言葉で表現できるかどうか等を見せていただきます。これは、急に育つ能力で はないので、家庭生活の中で積み重ねていく行くことが必要だと思っています。

 

 






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宝塚市に寄贈されたものを、この学園で永久保存しているそうです。

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SL見学希望者もあるそうです。

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大きな車輪でした。


雲雀丘学園小学校は、本当に清潔な学校でした。自然に恵まれた学校でした。
宝塚と聞くと、宝塚歌劇団を思い浮かべてしまいます。雲雀丘学園小学校の女生徒は、2年生から体育の授業でバレエを習うそうですが、講師は宝塚歌劇団出身だそうです。流石ですね。

 

子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。