京都橘中学校・高等学校

◆稲吉陽作 校長先生 インタビュー (2011.6.10)

 

2011年 6月10日 京都橘中学校・高等学校の稲吉陽作校長先生にインタビューをして参りましたので、ご報告いたします。

inayoshi01           京都橘中学校・高等学校 稲吉陽作校長先生です。

京都橘中学校・高等学校はJR奈良線「桃山駅」から徒歩約10分、近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩約15分、一 番近い京阪宇治線「桃山南口駅」から徒歩約5分の位置にあります。森の中に分け入る感じです。でも、そのおかげで静かでした。車の音は全く聞こえません。 その代りに、野鳥の鳴き声で満ちていました。稲吉校長先生の趣味の一つはバードウオッチングだそうですが、稲吉先生によりますと19種類の野鳥を確認され たそうです。私にわかったのは、鶯だけでした。なんにしても、学ぶにはとっても良い環境でした。

CIMG2518                      正面玄関

CIMG2519               校門から正面玄関までの道

CIMG2516     奥にある体育館の屋上にはテニスコートが2面あります。部室も完備(写真左)。

運動部の活躍は有名で、特に全国優勝2回の実績があり、今年も15回目のインターハイ出場を決めた女子バレーボール部、過去2回全国大会出場を果たした男 子サッカー部、個人種目(100m)に加え、4×100mRでもインターハイに出場する陸上競技部等があります。運動部以外にも、2年連続マーチングの全 校大会で金賞に輝いた吹奏楽部、全国高校総合文化祭で優秀賞を3回受賞した太鼓部など、多くのクラブが全国大会での活躍をめざして日々の練習に汗を流して います。こうした活発なクラブ活動は、学校全体を引き締めるそうです。大会に出場すると、学校を代表した存在であることを自覚して、自制心が強く育つらし いのです。そして、服装は乱れなくなり、言動にも責任を持つようになります。挨拶も自信を持って大きな声ではっきりするようになったそうです。もちろん学 業にも良い影響があります。
こうして、京都橘中学校・高等学校は文武両道の学び舎となったのです。

 

 

CIMG2508           資料室
学校建設前の発掘調査で、豊臣家の紋が入った金瓦が出土したそうです。
そのことにより、秀吉が建てた伏見城は本当はこの辺りにあったことが確かめられたそうです。

CIMG2504広々とした校舎。右側は文化部の部室です。
生徒の動きやすい空間でした。

CIMG2499          図書館です。
貸し出し数は膨大だそうです。特に中学生の読書量は学校側が驚かされるそうです。
休み時間中にも、たくさんの生徒さんが出入りしていました。
後方に、自学習コーナーがあります。

CIMG2498       ブラウジングコーナー

さすが、中学校・高等学校ですね。新聞が設置されていました。
今までに訪問した小学校には無かったことです。
ここは、職員室のすぐ前なのですが、職員室に先生を訪ねてきた生徒さんは
このブラウジングコーナーで、先生に勉強を教えてもらったり、お話をします。
リラックスした雰囲気の中で臨時の個別相談が始まることもあるそうです。
先生と生徒の距離が近いのです。

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    「ゆーるーむ」 カウンセリング室です。

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「ゆーるーむ」 学校で一番眺めが良いお部屋です。
ここで、ゆっくりカウンセリングを受けることが出来ます。

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      中学1年生の「技術」の時間です。
   1クラスの男女比はやや女子が多いそうです。

 

 

京都橘中学校・高等学校は、今春、学校開設以来初めての東京大学合格者がありました。京都大学も大阪大学にも合格者を出しました。こうした快挙を可能にしたのが、
選べる3コース、
意欲あふれる教職員による質の高い授業、
英検全員受験や数学道場など学力強化プログラム、
完全週6日制によるたっぷり授業、
総合学習や行事を通した人間教育の徹底、
日本一を目指す多くのクラブ活動、
充実した海外留学研修、
生徒・父母の声を生かした学校運営などを行う等の「橘教育」です。

「選べる3コース」とは、国公立特進(S)コース、英数特進(B)コース、総合進学(A)コースです。

コースの詳細はこちらをご覧ください。


京 都橘中学校・高等学校は校舎のつくりからして、生徒の活動を助け、生徒の夢が膨らむように作られているように感じました。文化・芸術活動を勧める「橘フェ スティバルホール」、職員室前の自学習スペース(ブラウジングコーナー)、ゆとりを重視したセンターホール、300名がゆったり食事を楽しめる食堂・ガー デンテラスはメニュー豊富で生徒に大人気ですし、自学習の場所にもなります。そして、癒したいと願う心くばりに満ちているカウンセリングルーム「ゆ~る~ む」等から、京都橘中学校・高等学校が、本当に生徒を大切にしていることがわかりました。なにより、生徒の顔が明るいです。可愛い笑顔でした。


京 都橘高等学校の難関国立大学合格者輩出のカギの一つは、学びのためのモチベーションを引き上げ、持続させるための工夫ではないかと思いました。勉強をしな ければならないことはわかっているけれど、いつまでも手がつかない生徒や、勉強はしているけれど、思ったような結果が出ない生徒をどう導くか。「理屈で説 き伏せる」や「叱咤激励」するのではなく、本人自身がモチベーションを高めることが出来るような技術(1年生:キャリアデザイン、2年生:表現、3年生: 人間学)を身につけさせ、「学ぶ意義」を鮮明にしつつ合格へ導いたところが、京都橘高等学校生の難関国立大学合格のカギだったように思いました。稲吉陽作 校長先生には、今年も東京大学合格者を出す自信がありそうでした。楽しみです。


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